脳梗塞を未然に防ぐために、血圧測定は欠かせないものとなっていますよね。
高血圧の人は特に注意が必要と言われていますが、最近は、血圧の変動も注意ポイントとして注目されています。
そこで今回は、脳梗塞と血圧の変動の関係について、どのような場合に注意が必要なのかなどをお伝えしていきます。
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脳梗塞と血圧の変動の関係とは?
血圧を測定したとき、上の数値が135以上の場合、一般的に高血圧と診断されています。
高血圧になると血管への負荷も上がるため、脳梗塞のリスクも高まると言われていますね。
それとは別で、血圧の変動も脳梗塞に繋がる場合があるとして、注目されています。
この場合の血圧の変動は、1日の間で起こる変動です。
通常、血圧は起きているときの方が高く、寝ている間は、起きているときの10~20%ほど下がるのだそう。
1日の間に、ストレスや身体を動かしたりしても、その範囲内ぐらいで変動するのであれば、正常な血圧と言えるそうです。
ですが、それ以上に激しく変動する場合は、注意が必要とのこと。
1日の間に血圧が激しく変動する
↓
血流に問題がある=血管が硬くなっている可能性がある
↓
脳内の、特に細い血管への負荷が上がる
↓
脳梗塞のリスクが上がる
ということになります。
これは、高血圧の人の場合、より注意が必要ですが、血圧が正常値であっても、1日の間の変動が激しい場合は注意が必要となるそうです。
では自分の血圧は変動が激しいのかどうか、気になるところですよね。
次に、目安となる調べ方などについてお伝えしていきます。
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血圧の変動が激しいかを見分けるには?
1日の間での血圧の変動が激しいのかどうか、目安となる調べ方は次のようになります。
1.血圧計で血圧を測定する
2.一度立ち上がり、もう一度座ってから、再び血圧を測定する
この方法で2度血圧を測定し、上の数値の差が15以上ある場合、血圧の変動が激しい可能性が高くなるそうです。(数値の差は+15でも、-15でも同様です。)
ただ立ち上がって座っただけで大きく血圧が変わるわけですから、1日の間に様々な動きをしていると、さらに激しく変動していると考えられるわけですね。
この血圧の変動は、特に冷え性の人に多くみられるそうで、冷え性の人の10人に1人は血圧の変動が激しいというデータもあるとか。
目安となる調べ方は簡単にできる方法ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
高血圧かどうかだけではなく、血圧の変動が激しいかどうかも、脳梗塞などの病気を未然に防ぐために必要な注意ポイントですね。
目安となる血圧測定をして、上の数値の差が15以上あった場合は、専門医に相談されることをお勧めします。
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