痛風の原因となる尿酸。
尿酸値が高くなると痛風になる確率が上がるため、尿酸値を下げる対策をとる必要がありますよね。
尿酸値が高くなると原因として、よく言われているのが食事ですが、実際はどうなのでしょうか?
今回は、尿酸値が高い原因と、尿酸を排出し、尿酸値を下げる効果的な方法などについてお伝えしていきます。
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尿酸値が高い原因は食事ではない?
尿酸値が高い原因は食事にあると思われがちですが、実は、食事がもとになっているのは、体内の尿酸の2割程度なのだそうです。
そもそも尿酸は、細胞一つ一つに存在するプリン体が肝臓で尿酸に作り変えられて、体内に存在するようになります。
つまり、食事として取り込んだ細胞から排出されたプリン体が、肝臓で尿酸に変わるわけですね。
そしてもう一つ、プリン体から尿酸が作られるパターンとして、私たちの身体の新陳代謝があるのだそうです。
体内の古い細胞が新陳代謝によって新しい細胞に変わるわけですが、そのときにもプリン体が排出され、肝臓で尿酸に変わるのだそう。
この新陳代謝が原因でできる尿酸が、体内の尿酸の8割ほどになるということです。
そして、尿酸値が高い原因は、尿酸を体外に排出する量が少ないことが、全体の9割にのぼるというデータがあるそうです。
尿酸は尿と一緒に体外に出すのですが、その排泄が悪いために、体内に尿酸が多い状態になり、尿酸値が高くなるのだそう。
食事の改善をしても尿酸値が下がらない人は、尿酸の排出を多くする方法を試してみると良いのではないでしょうか。
では次に、尿酸を排出する方法についてお伝えしていきます。
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尿酸を排出する方法で効果的なものは?
尿酸の排出を多くする方法として注目されているのが、牛乳を飲むことです。
実際に、毎日コップ1杯の牛乳を飲んだ場合、痛風になる確率が40%ほど低かったという研究結果があるそうです。
牛乳に含まれるガゼインという成分が、胃腸で分解されてアランニンという物質になり、そのアラニンが腎臓に働きかけ、尿酸の排出を促すとのこと。
ポイントは次のようになります。
・低脂肪乳の方が効果が高いそう
・温めた牛乳でもOK
・料理に使う方法でも効果があるそう
・ヨーグルトでもOK
・豆乳はガゼインが含まれていないので、効果が期待できないそう
では次に、尿酸値を下げる方法をまとめてお伝えしていきます。
尿酸値を下げる方法のポイントまとめ
尿酸値を下げるポイントは次のようになります。
【肥満の解消】
肥満気味だと、体内にインスリンが多くある状態になります。
すると、インスリンが尿酸の排出を邪魔するのだそう。
肥満気味の人は、その解消をしていくと良いでしょう。
【アルコールと甘いものを控える】
尿酸値を上げるものとして、ビールがよく挙げられていますが、アルコール自体が尿酸を増やす原因となるとのこと。
また、甘いものも尿酸を増やす原因になるそう。
アルコールと甘いものを控えるようにしましょう。
【野菜を多く食べる】
野菜は牛乳と同じく、尿酸の排出を促すとのこと。
多くとるように心がけましょう。
まとめ
尿酸は私たちの身体に必要な物質ですが、多くなりすぎると様々な病気の原因となります。
血液検査で尿酸値が高いと診断されたら、病気になる前に、尿酸値を下げるように努めたいですね。
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